明和メディカルセンタービル
- 設計コンセプト
- 川俣駅周辺整備事業において、PFI事業で建設された中核的な医療複合施設です。
川俣駅から直接アクセスできるペデストリアンデッキを設置し、西棟と東棟からなる2棟を道路上空の渡り廊下で繋いだ一体的な施設となっています。建物には2つの医療機関、保健センター、明和町土地開発公社、カフェ、院外薬局が入ります。
診断と健診を連動させて住民の健康を支える体制を整えるほか、食生活や食育の指導も行える施設です。また、西棟3階にはフレキシブルに対応可能な会議室を備え企業誘致等での利用の他、災害時には避難所としての利用も想定されており、防災の役割も担っています。
白を基調とした縦張りの外壁材と縦長の窓を、内部機能に連動した一定の規則性を持たせつつ組み合わせることにより、西棟・東棟の連続性のあるデザイン、リズミカルな表情、清潔感や軽快感をもたせました。
また、入院患者様や施設利用者様のプライバシーに配慮しつつ、ペデストリアンデッキや渡り廊下、エントランスをガラス面で構成し、建物内部から外を眺められるだけでなく、建物内部の様子が伺えるポイント設けることで地域に開かれ、シンボルとなる施設を目指しました。
- 概要
-
施設用途 病院、通所リハ、居宅介護施設、小児科クリニック、事務所、飲食店、ペデストリアンデッキ、保健センター、院外薬局 所在地 群馬県邑楽郡明和町 構造 / 規模 鉄骨造3階建 延床面積 西棟3,952.70㎡、 東棟2,581.15㎡m² 施工年 2021 備考